全日本製造業コマ大戦 競技用コマ

全日本製造業コマ大戦用に製作したチタン製のコマです。

構成部品

本体(表) 本体(裏) 蓋(表) 蓋(裏)
 
 t1.0のシート材より抜きプレスの冷間鍛造加工で作成します。表面の模様も同時に生成します。

軸が入る穴部分は垂直を出すためバーリング加工を施しています。こうすることで、軸がより垂直に立てられる様になります。

バーリング加工に必要な下穴は、外形との中心度を合わせるために、外形バリ抜きと同時に開けます。

  1. 外形抜きとバーリング下穴、模様穴開けは同時加工
  2. 外側の浅い絞り加工、中心部のバーリング加工を同時に行います。

1、2ともに同時に加工することによって外形とバーリング加工部の中心度を出します。

 
コマの中心に取り付ける軸は、切削加工で制作しました。持ち手部分は滑り止めにローレット加工を施しました。

完成品

コマの組立は、溶接を一切行わず、プレスによる圧入で行なっています。本体バーリング加工部はもちろん、軸にも精度を追求し、ほぼ0公差で仕上げました。一度組み立ててしまうとハンマーで叩かないと分解することはできません。

コマの中心に取り付ける軸は、切削加工で制作しました。持ち手部分は滑り止めにローレット加工を施しました。

♪コマかい話


実は、競技用コマ、鈴音コマ共に設計図はなく、重要部品の数値・形状を決定した後は、3D CADを用いながら職人のさじ加減で作られて行きました。競技用コマには本体、蓋、軸の3つの部品がありますが、組み立てた後は水に沈めても水漏れしない ほどの精度でした。もちろん中心度も完璧に出ており、さらに本体内側にタングステンのバラストを入れ、より安定性を追求したコマとなっています。